女系社会のミツバチ
働き蜂の性別ってご存知ですか?すべて雌(女性)です。もちろん女王蜂も女性ですので、ミツバチの世界は女系社会です。一つの巣に女王蜂は1匹、働き蜂は25,000~30,000匹くらいいます。
人間の平均寿命は85歳を越えようとしていますが、働き蜂の一生は約1月間とものすごく短く、生涯で集められるハチミツの量はティースプーン1杯です。
それを思うと食べ残しをせずに最後まできれいに食べきろうと思いますよね。
働き蜂の一生は約1月ですが、女王蜂はなんと4~5年で1日に卵を2,000~3,000個の卵を産みます。
では雄蜂はいないのかというと500~3,000匹はいます。雄蜂の仕事はただ一つ、女王蜂と交尾し子孫を残すことです。女王蜂の交尾は空中で行われ、1匹の女王蜂に雄蜂がアタックし、強い雄蜂のみが女王蜂と交尾できます。交尾を終えるともう仕事はありませんので、巣から追い払われ悲しい末路しかありません。
ミツバチは雌も雄も短い生涯を一生懸命に生きています。