ハチミツと聞くとミツバチがお花から採集した蜜をイメージします。確かにハチミツはお花の蜜ではありますが、人間がお花の蜜を吸ってもあの甘いハチミツにはなりません。
ハチミツはミツバチが蜜源となる植物(花、草木等)から蜜や樹液を吸い、ミツバチの体内の「蜜胃」に貯めて巣に持ち帰ります。巣で待ち受けていたミツバチに口移しで渡し、巣房に貯蔵します。ミツバチの体内を蜜が通ることにより、ミツバチ自身の酵素よって化学変化しハチミツになります。
巣房の中では蜜に含まれる水分を羽で飛ばし、水分が20%程度になるまで蒸発させます。それによりあの美味しくて甘いハチミツができあがります。
ニュージーランドのアラタキ社のクリーム状のハチミツの水分量は、18%~20%程度ですが、日本のハチミツはだいたい20%~22%程度です。