お客様からアラタキ社のマヌカハニーは「非加熱」、「生はちみつ」ですか?と聞かれることが多くなりました。
ハチミツの製造において、非加熱や生はちみつの定義が曖昧な気がします。
非加熱という定義を全く加熱していないととらえるなら、アラタキ社のハチミツは非加熱ではありません。
ハチミツの成分をこわさない低温で加熱しています。
ハチミツはパッキングする前にフィルターに通します。フィルターを通さないとミツバチの羽や花粉、ゴミなどが一緒にハチミツの中に入ってしまいます。しかしどろっとしたハチミツを全く加熱しないで、フィルターを通してパッキングができるでしょうか?
数本ならできるかもしれませんが、何千本、何万本のパッキングを行うわけですから、ある程度加熱して液状にしないとこれだけの量を瓶詰めすることはできません。
短時間で大量の瓶詰めするなら高温で加熱した方が効率がいいですが、その代り大切な成分も失ってしまいます。
ニュージーランドの人がハチミツを購入する時、非加熱にこだわって購入するような事は聞いたことがありません。
全く加熱していないハチミツがないわけではありません。養蜂家の方が養蜂場で採れたてのハチミツを抽出して濾過し、すぐにそのまま瓶詰めされたものは全く加熱されていないハチミツです。しかし大量に作ることはできませんので、市場には出回らないで近隣で販売されていると思います。
非加熱=全く加熱をしていないとは言えません。